はじめに:Part2の続き、マラケシュへ
佐々木一家のモロッコ旅行記も、いよいよ最終回・Part3となりました。
Part1では「青の街」シェフシャウエン、Part2では世界遺産のフェズとサハラ砂漠をご紹介しました。まだお読みでない方は、ぜひあわせてご覧ください。
最終回となるPart3の舞台は、モロッコ最大の観光都市・マラケシュ。旅の締めくくりにふさわしい、喧噪と温かさが共存する街での体験をお届けします。
マラケシュ到着:40度の熱気と「外は中世、中は現代」のリヤド
数日の旅を経てたどり着いたマラケシュは、これまでの街とはまた違う熱気に満ちていました。気温はなんと40度。モロッコのさまざまな顔を見てきた私たちでしたが、この生命力あふれる喧噪は別格でした。

宿泊したリヤドは開業からまだ10日という新しい宿で、古いメディナの入り組んだ路地を抜けてたどり着くと、扉の向こうには最新式のシャワーと大きな鏡が備わるモダンな空間が広がっていました。「外は中世、中は現代」というコントラストが面白く、リヤドというスタイルの奥深さを肌で感じました。ウェルカムドリンクのミントティーを飲みながら中庭でひと息つくと、マラケシュの喧噪がまるで遠い世界のことのように感じられました。フナ広場まで徒歩4分という立地も、乳幼児連れの私たちには大変ありがたかったです。
フナ広場の散策と人気レストランでの夜
夕食に向かったLa Cantine Des Gazellesは人気レストランで、到着時は満席。40分後の予約を入れ、その間フナ広場を散策しました。活気あふれる広場では生搾りジュース屋さんが軒を連ね、マラケシュならではの賑やかな雰囲気をたっぷり楽しみました。
時間になりレストランに戻ると、ベビーカーを気にかけてくれテラス席を用意してくれました。疲れた旅人は、こういった細やかな気遣いがとても嬉しかったです。

マジョレル庭園:イブ・サン=ローランが愛した「マジョレルブルー」の世界
翌朝は旅の中でずっと行きたかったマジョレル庭園へ。人気スポットなので3日前にオンラインで予約しておきました。「マジョレルブルー」と呼ばれる鮮やかな青が随所に光る庭園は清掃員や警備員の数が桁違いで、よく整備されていました。娘もその青さに反応したのか、きょとんとした表情で辺りを見回していました。
マラケシュの喧噪を忘れた静かな空間で、イブ・サン=ローランがこの場所を愛した理由がよく分かりました。

日本語ガイドと巡るスーク・バヒア宮殿・バシャコーヒー
その後、日本に8年住んでいた日本語ガイドのモハメドさんと合流しました。バヒア宮殿の豪華な装飾に目を見張り、1000軒以上がひしめくスークを巡り、世界第一号店というバシャコーヒーにも立ち寄りました。息子は色鮮やかな雑貨や香辛料の屋台に興味津々でした。

夕方はハンドメイドの雑貨が豊富なCHABI CHICでお土産を選び、旅の最後の夜を締めくくりました。喧噪と温かさが共存するマラケシュは、旅の締めくくりにふさわしい街でした。
9日間のモロッコを終えて
カサブランカからマラケシュまで、9日間でモロッコの多彩な表情を見てきました。青い路地、迷宮の旧市街、化石の大地、金色の砂漠、そして熱気あふれる赤い都市。1歳と0歳の子どもを連れた旅だったからこそ、現地の人の温かさや、旅の本質のようなものをより深く感じることができた気がします。
モロッコは、まだまだ日本に伝わっていない魅力にあふれています。この記事が、あなたのモロッコ旅のヒントになれば幸いです。
執筆者
合同会社Kompal・モロッコロマン 代表
佐々木 健登
モロッコに特化したメディア「モロッコロマン」の運営と、モロッコへの旅行客の送客を事業として展開。「まだ多くの日本人に知られていないモロッコの魅力を、もっと伝えたい」という思いで情報発信を続けています。